先月1/26(木)23:30~23:50 NHK Eテレ「旅するためのスペイン語 」に、べニート・ガルシ ア先生が出演しました。
今期の「旅するためのスペイン語」はアンダルシアが舞台。1月はグラナダがテーマで1週目がア ルハムブラ宮殿、2週目がパンの村アルファカル村、3週目が巨匠フランシスコ・マヌエル・ディ アス氏のギター工房。
そして1ヶ月の復習回である4週目に、アンダルシア出身の人にインタビューするというコーナー があり、1月は日本で活躍するアンダルシアのコルドバ出身のフラメンコダンサー、べニート・ガ ルシア先生が抜てきされました。
ほんの5分の間でしたが、7歳のべニート・ガルシア少年がフラメンコを始めたきっかけや、14歳 でプロデビューし、16歳で日本のトップフラメンコ舞踊団で活躍し、その後日本を拠点とするこ とになった経緯について余すところなく語られていました。
べニート先生は日本語は堪能ですが、この日はスペイン語を学習する番組なので語りはスペイン 語。日本語の翻訳が字幕で流れていました。非常に濃い内容で名言ともいえる言葉がいくつもあ りましたが、その中から3つほど要約して紹介します。
まずはアーティストとしての名言 「舞台で踊るときはすべてを動かすことができる。観客の心を完璧なまでに動かすことができ る。」
フラメンコ講師としての名言 「日本人は何かを学ぶとき完璧を求めすぎる。フラメンコに完璧はない。」 「その瞬間に心に感じてるものを外に出さなければそこにはテクニックしか残らない。」
また、取材の日はちょうど11/27(日)に北とぴあで開催された公演「魂を揺さぶるフラメン コ、香りたつスペイン」の前日だったため、舞踊団の熱いレッスンの様子も放送されていまし た。最後にべニート先生はこのように締めくくられました。
「私の夢は日本のフラメンコ舞踊団を作り、日本の人々が自分を表現する姿を見てそれを誇らし く感じることです。」
最近では日本人も随分積極的になりましたが、スペイン人から見るとまだまだ奥ゆかしいのかも しれません。日本人がスペイン人のまねをするのではなく、スペイン人のように堂々と自分を表 現できるようになる、それこそが真の文化交流なのかもしれませんね。 では ¡Hasta la próxima!