今回はブレリアのパルマについて学びました。まず前の人のパルマを聞きながら、簡単なパルマを弾くことから始まりました。相手のパルマを聞こうとすると自然と自分のパルマの音が小さくなり、それによって皆のパルマが1つになっていき、気持ちの良い音になりました。自分のパルマの音だけ意識していたら気付けないことなので、この一体感を体験できたのはよかったです。
次は音楽を聴きながらパルマを弾きました。だけど、リズムを変える瞬間がよくわからないでいたら、音を理解するために、手をグー✊にしてテーブルの上でリズムをとる練習をしました。その方が音が聞けて、ギターの音の変化がわかるのです。そのギターの変化でリズムを変えていたんだと理解できると、自分の中のパズルのピースが1つハマって楽しい気持ちになりました。
ファルセータに入る前のギターの聞き分け方も学びました。2つパターンがあって、1つは音を短かく切ります。そうすると、周りの人たちが「ギターが何かするぞ!」と分かりワクワク感が始まります。その気持ちを表すベニ先生の例えが面白くて気に入ってます。レストランで料理を待ってると、持ってくるのが見えるので「あ、料理がきた」という感じでそんなに感情は動きませんが、ホテルの部屋で料理を待ってる時、持ってくるのが見えないので今か今かと待っているから、ドアベルが鳴ると「あ!きた😃!」とワクワクしますよね。そういうワクワク感ですって。
もう1つの聞き分け方は、メロディが続く時。
メロディが続くことでカンテが入ってこれないそうです。出入り口に人が立ってて、後ろにいる人が通りたくても通れない例えが、これまた分かりやすくてなるほどと思いました。
ファルセータのパルマの弾き方も教えていただきました。ギタリストが持っているファルセータのメロディは1人1人違うので覚えることはできません。だけどベースのリズムは同じなので、まずはベースのリズムを覚えると良いそうです。ギタリストによっては、ベースから外れることもあるけど、それはベースのリズムが体に入っているからできること。それは踊り手も同じでベースのリズムがあるからリズムで遊べるそうです。今のフラメンコもこのベースがあるからこそ、新しく変化していけるんですね。ベースを覚える大切さを意識していこうと思いました。「ベースがあるからリズムで遊べる」これが今回私が1番印象に残った言葉です。