私は、べニートガルシア・フラメンコアカデミーで習い始めてから
4曲目までは発表会には出ませんでした。
実はその頃は、最初に見た発表会があまりにも素敵すぎて、
私なんかが出たら、スタジオの名前に傷がついちゃうんじゃないかしら?
なんて思っていたんです。
でも、あるとき、あるクラスメイトとベニ先生にポンと背中を押され、
初めて発表会に出ることになりました。
今思うと、不思議なことに、出ると決めると、
なぜか、それ相応の状況になり、行動パターンも変わっていくんですね。
メイク講習会も楽しかったですし、アクセサリーはベニ先生のお見立てで、
自分の発想とは全然違うものが選ばれ、それが、たしかにこれがいいかも!と思えるお見立て。
衣装も現在はレンタルなので、新調しなくても出られます。
そして、何より「100度の練習より1度の舞台」とよく言われますが、
出てみて、本当にその通りだなと思いました。
もちろん練習しなくては舞台には出られませんが、
それまではクラスに追いつくため、振り付けを覚えるための練習だったのが
出ると決めたら、見せるための練習になりました。
通勤で電車に乗っている時間や歩く時間も姿勢のトレーニング時間。
フォーメーションはメンバーの顔ぶれを見て、
ベニ先生が魔法のようにサササッと作り上げていく。
そして、同じ目標に向かっている仲間たち。
リハーサルだけでも、とっても豪華!
そして、極上のアーティストと照明の当たる舞台。
あの日背中を押してくれたクラスメイトとベニ先生。
ほんとうに感謝します。
次回の発表会は、最初に見た発表会と同じ会場。
なんだか初心に返るような気分でとっても楽しみです。