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娘と叶えた夢:ハンス・ジマーを聴いた横浜の夜

9月17日
読了時間: 4分

更新日:10月5日

記録:2026年9月16日、横浜のPIA ARENA MMで娘と過ごした夜の回想です。


長い間、いつか叶えたいと思っていた夢。その夜、隣には娘のソニアがいました。


子どもの頃から、私は音楽が大好きでした。

そして、その中でも特に心を惹かれてきたのが、映画の中に流れる音楽です。


映画が終わっても、ずっと心のどこかに残っている音。映像を思い出しただけで、その時の感情まで一緒に戻ってくるような音楽。私にとって、映画音楽は昔から特別な存在でした。


そして長い間、ひとつの夢がありました。いつか、ハンス・ジマーの音楽を生で聴いてみたい。


でも、なかなかその機会はやってきませんでした。日本に来ている時には都合が合わなかったり、スペインにいる時にも行くことができなかったり。「いつか行きたい」そう思いながら、何年も過ぎていきました。


そして、2026年9月16日。横浜のPIA ARENA MMで、その夢がやっと叶いました。


9月16日に横浜のPIA ARENA MMで開催される公演を告知する、Hans Zimmer Live: The Next Level World Tour 2026のポスター。

— ◆ —

でも、本当に特別だった理由は別のところにありました。


ハンス・ジマーを生で見ること。ずっと聴いてきた映画音楽を、大きな会場で、生の演奏で聴くこと。もちろん、それだけでも私にとって十分すぎるほど特別な出来事でした。


でも昨日の夜が忘れられないものになった一番の理由は、そこではありません。隣に、娘のソニアがいたことです。


大切な娘と一緒に、その時間を過ごすことができました。音楽が会場いっぱいに広がるたびに、私はステージを見るだけではなく、ときどき隣にいるソニアの顔を見ていました。

彼女は今、何を感じているんだろう。この音を、どんなふうに聴いているんだろう。そんなことを思いながら同じ音楽を一緒に聴いていました。


人生には、その瞬間にもう、「これは、きっとずっと忘れない」と分かる時間があります。昨日は、私にとってそんな時間でした。


大きく広がる黄色い光の束に照らされたコンサートのステージ。演奏者たちの上方には大型スクリーンがある。

— ◆ —

「やっと、ここに来られた」


コンサートは、本当に圧倒されるものでした。音。光。大きなスクリーン。ステージを埋め尽くす素晴らしい演奏者たち。そして、何年も何年も映画の中で聴いてきた音楽が、目の前で生まれていく感覚。


言葉にしようとしても、なかなかうまく表現できません。私が何度も口にしていた言葉は、ただひとつでした。すごい。本当に、すごかった。


演奏を聴きながら、何度か胸がいっぱいになりました。そして、ふと心の中で思いました。「ああ……やっと、ここに来られたんだ」

長い間、叶わなかった夢。何度もタイミングが合わなくて、いつか、いつかと思い続けてきたこと。それが目の前で現実になっていました。


コンサートのステージで演奏するミュージシャンたち。上方の大型スクリーンには、弓で弦楽器を演奏する奏者が映っている。

暗い背景の中で、両腕を上げた人の形をした明るい像から光の束が放射状に広がっている。

— ◆ —

そして、伝えたい「ありがとう」


昨日のことを書きながら、もうひとつどうしても伝えたいことがあります。それは、私の生徒の皆さんへの感謝です。


毎日、私がフラメンコを教え続け、踊り続けるための力をくださっている皆さん。優しいメッセージを送ってくれる人。私のことを気にかけてくれる人。時には食事を作ってくれる人。思いがけないプレゼントや、小さな心遣いを届けてくれる人。


皆さんにとっては、本当に小さなことなのかもしれません。でも私にとって、それは小さなことではありません。ひとつひとつが、私の毎日を支えてくれています。


そして皆さんが私のフラメンコを支えてくださるからこそ、私は教え続け、踊り続け、自分の人生を歩いていくことができます。そして時には、昨日のように、大切な娘と一緒に夢だったコンサートへ行くこともできます。


だから昨日、あの場所に座っていた時、私はいろいろな人の顔を思い浮かべていました。直接そこにいなくても、私の人生を支えてくれている人たちがいる。そのことを改めて感じました。本当にありがとうございます。


コンサートのスクリーンの下で、3人の打楽器奏者が大きなティンパニのそばに立ち、マレットを持っている。

赤とオレンジ色のコンサートのスクリーンの下で、バンドと合唱団が高さの異なる複数のステージで演奏している。

— ◆ —

ソニアへ


一緒に行ってくれて、ありがとう。

ハンス・ジマーを見るという長年の夢を叶えられたことも嬉しかった。でも、今思うと、それ以上に嬉しかったのは、その夢の時間を、あなたと一緒に過ごせたことです。

音楽だけではなく、あなたと一緒にそこにいたこと。きっと私は、そのことをずっと覚えていると思います。


会場のスタンド席で2人が笑顔で顔を寄せて自撮りをしており、背後には客席とステージが見える。

もし、いつかHans Zimmer Liveを見る機会があったら、ぜひ一度体験してみてください。


昨日、改めて思いました。音楽には、ただ耳で聴く音楽があります。そして、心の奥まで届いてくる音楽があります。

昨日、その音楽を、私は娘と一緒に聴くことができました。


AlitaDePollo

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