パエリアとタパス、そしてフラメンコ
更新日:10月5日
日比谷公園のパエリア・タパス祭りで、生徒たちが踊りを披露。手拍子や「オレ!」の声、小さな体験を通して、会場の皆さまとフラメンコの楽しさを分かち合いました。
日比谷公園で、スペインの空気と踊る楽しさをお届けしました
東京はいつもの東京でした。
整った街の流れ、静かなリズム、人が多くてもどこか落ち着いている空気。けれど、日比谷公園に入ると、その日の空気は少し違っていました。
スペイン料理の香り、たくさんのブース、スペインの旗、明るい声、笑顔、音楽、そしてスペイン文化に触れようとする多くの人たち。公園の中に、まるで小さなスペインの時間が生まれているようでした。
2026年6月6日(土)、BGフラメンコアカデミーは、日比谷公園で開催された「パエリア・タパス祭り」に出演させていただきました。
当日はたくさんのお客様にお立ち寄りいただき、会場はとてもあたたかく、にぎやかな雰囲気に包まれていました。パエリアやタパスを楽しみに来られた方々が、フラメンコのステージにも足を止めてくださり、とても嬉しい時間となりました。
この日のステージで、私たちが届けたかったのは、ただ踊りを見ていただくことだけではありません。
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スペインの空気感、フラメンコの情熱、そして踊る楽しさを、会場の皆さまと一緒に感じられる時間にしたいと思っていました。
BGフラメンコアカデミーの出演は、11:30〜12:30、16:30〜17:30の2回が予定されていました。ステージでは録音音源を使用し、生徒たちは現在の発表会、またはこれまでの発表会で学んできた振付を踊りました。
今回のステージは、このイベントのためだけに作られたものではなく、日々のレッスンや練習の中で積み重ねてきたアカデミーの歩みを、日比谷公園という開かれた場所で多くの方に見ていただく大切な機会となりました。
生徒たちは、日々スタジオで積み重ねてきた練習を胸に、心を込めて踊りました。教室の中で学んできた姿勢、リズム、腕の使い方、足の音、目線、表現。それらはステージに立つと、ただの練習ではなくなります。
お客様の前で踊ることで、初めて「伝える力」になります。
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その日、会場にはとてもあたたかい反応がありました。お客様が笑顔で見てくださり、手拍子をしてくださり、声をかけてくださることで、ステージと客席の距離が少しずつ近くなっていきました。
そして、踊る人と見る人が一緒にその時間を作っているような、とても素敵な空気が生まれました。
今回は踊りの披露だけでなく、フラメンコならではの掛け声「¡Olé!(オレ!)」も紹介しました。
「オレ!」は、ただの言葉ではありません。踊り手を応援する声であり、その瞬間に生まれた表現を受け止める声でもあります。日本のお客様にとっても聞きなじみのある言葉かもしれませんが、実際に声に出して参加していただくことで、フラメンコをより近くに感じていただけたのではないかと思います。
また、パリージョ(カスタネット)、アバニコ(扇子)、コルドベス(帽子)など、フラメンコで使われる小物も紹介しました。
パリージョは、音を出すだけの道具ではありません。リズム、集中力、手の動き、身体全体のバランスが必要です。
アバニコは、美しい飾りではなく、動きの中に表情や間、空気を作るものです。
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コルドベスは、ただかぶる帽子ではなく、身体の姿勢や存在感を変えてくれる大切な小物です。
こうした小さな紹介を通して、フラメンコを初めて見る方にも、少しでも身近に感じていただけたら嬉しく思います。
また、会場の皆さまに向けて、小さなフラメンコ体験の時間も行いました。見るだけではなく、実際に手拍子をしたり、声を出したり、身体で少し感じていただくことで、フラメンコの楽しさがより自然に伝わったように感じます。
文化を知る入口は、難しい説明だけではありません。ひとつの動き、ひとつの声、ひとつの手拍子からも始まります。
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私たちにとって、今回のようなイベントに出演できることは、とても大切な経験です。
BGフラメンコアカデミーは、ただレッスンを行う場所ではありません。生徒一人ひとりが、自分のペースで学び、悩み、練習し、少しずつ自分の表現を見つけていく場所です。
その日々の積み重ねが、スタジオの外に出て、多くの方々に見ていただける。これは生徒たちにとっても、アカデミーにとっても、大きな喜びです。
ステージに立つ生徒たちは、振付だけを見せているのではありません。
そこには、練習してきた時間、緊張、努力、仲間との思い出、そして「踊りたい」という気持ちがあります。
日比谷公園のステージでは、その一つひとつが、会場の皆さまのあたたかい拍手や笑顔とつながっていきました。
BGフラメンコアカデミーが長く大切にしていることの一つに、スペインと日本をフラメンコでつなぐという思いがあります。
それは大きな言葉ではなく、毎日の小さな積み重ねです。
アンダルシア出身の先生が東京でフラメンコを伝えること。日本の生徒たちが真剣に学び、舞台に立つこと。日本のお客様が手拍子や掛け声で参加してくださること。スペインの食や文化を楽しむイベントの中で、フラメンコにも触れていただけること。
そのすべてが、ひとつの橋になっていきます。
今回の「パエリア・タパス祭り」での出演は、私たちにとって、ただのステージではありませんでした。
フラメンコをまだよく知らない方にも、その楽しさや魅力を感じていただける、大切な出会いの時間でした。
ご覧くださった皆さま、手拍子や掛け声で参加してくださった皆さま、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
これからもBGフラメンコアカデミーでは、踊る楽しさ、表現する喜び、そしてフラメンコの魅力を、スタジオから、舞台から、そしてさまざまな場所でお届けしてまいります。
今後の出演やスタジオの活動も、ぜひ楽しみにしていてください。
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